のろぼっけとは

のろぼっけとはどんな所ですか

楽しいところです。自分を成長させるところです。 織るための教科書はありません。 なぜ? どうして? 工房の中はお手本だらけだからです。 きのうより今日、今日よりあした、四季折々しげきしあい、しょくはつされて学ぶことがたくさんあります。 その中で、自分自身の変化を感じることが出来ます。 見ることが出来ます。 まるで未知の世界にちょうせんしている 実験室のようなところです。 たのしいたのしいところです。

のろぼっけの喜績織

のろぼっけの手織りは、シンプルな平織りです。
私たちがいちばん大切にしていることは、自由に心の赴くままに織ること。

「自分の感性を自由に表現しよう、喜びを未来へつむいでいこう」という思いを込めて「喜績織(きせきおり)」と名づけました。

それぞれが生きてきた「軌跡」、これから皆で起こす「奇跡」という意味も重ねています。
互いに認め合い、喜びを分かち合うこと、どんな人でも既成概念にとらわれずに自己表現すること。その醍醐味がひとりひとりの作品に反映されています。

のろぼっけのはじまり

のろぼっけは「だれもがいきいきと生きることのできる社会づくり」を理念として1993年に「さをりひろば栃木」という名称でスタートしました。
障がいの有無にとらわれることなくだれもが生きがいをもって地域で生きる手段として、大阪の城みさを先生が考案した「さをり織り」を実践するためにアパートの一室に織り機3台を並べたのがはじまりです。
1997年にはボランティアグループさをりinとちぎによるとっておきの芸術祭in大谷を開催。全国各地から集まった色とりどりの織布が地下空間を美しく彩りました。
やがて「手織り工房のろぼっけ」と改名、教室スペースを拡張してギャラリースペースも完備。手織りを愛する人々の「喜びをつむぐ」拠点となっています。

のろぼっけの目指すこと

織りを通じて 作家の個性が尊重され、社会で活躍する場が増えていくことが私たちの願いです。モノを作り、売ったら終わってしまうというだけではなく、お互いの声が届き、作家の創作意欲につながるような「想いが循環する関係」をつくる。
そんな命題にこれからものろぼっけは向きあっていきたいと思っています。
それらを実現するひとつの方法として、これから挑戦したいもの。
それは個性豊かな織り布を生かしたファッションショー。
そして作家の息づかいが聞こえてくるような展示会。
皆様のご意見やご支援が、様々な挑戦を成功させるための大きな力です。
これからも、ご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。

「のろぼっけ」の名前の由来

どうして「のろぼっけ」なんですか?という質問をよく頂きます。
東北地方の漁港で取れる魚の名前で、地元の人に呼ばれている俗称とか。
味が良いのにめったにとれないので、市場にはほとんど出回らない幻の魚なのだそうです。 その音の響きの愛らしさと、「味があるもの」「めったにないもの」「かけがえのないもの」という意味を込めて「手織り工房 のろぼっけ」と名付けました。
むかし代表がたまたまテレビで紹介されていたのを見て、工房を構える前からあたためてきた名前です。

のろぼっけ代表メッセージ

制作:特定非営利活動法人 栃木県シニアセンター

手織り工房 のろぼっけ 〒321-0204 栃木県下都賀郡壬生町緑町1-14-14 TEL/FAX 0282(86)7289