ある冬の日の出来事 | |
昨年のお話です。
工房の障がいを持った生徒さんがお世話になった方にマフラーを織りあげました。
先方がバスで本当にたまにしかお会いしない方ということもあり、どうせだったらクリスマス前にお渡するために、宅急便で送ったほうが良いんじゃない?なんて声もありました。
出来上がって仕上げをしていよいよお渡しできるように持って出たのが12月中旬の火曜日、帰りのバスで偶然お会いして、直接お渡しすることが出来たのでした。
お聞きしますと、その日がその方の12月最後のおけいこの日でそのあと年内はそうそう出かけない予定であり、しかも当初乗ろうとしたバスに乗り遅れてたまたま乗り合わせたバスに生徒さんが乗ってきたという事なのです。その生徒さんも天候や体調等もあり、その後はクリスマスまで街中にでることはありませんでした。まさに奇跡的確率、千載一遇のチャンスだったわけです。
その方は突然のサプライズに大変喜んで下さっていたようで、こんな偶然もあるんですね。