ケニアから | |
先日写真集でもお世話になったカメラマンの小林さんが
関わっておられるイベントに参加してきました。
その中でケニア在住の早川千晶さんをお招きして
彼女が住むナイロビ近郊の最大のスラム街キベラでの様子を
聞くというものがありました。
彼女が世界中を旅をしてケニアにやってきた時に、極度の貧困や、
我々に想像出来ない悲惨な境遇の中にありながらも
その中に暮らす人々の生命力や、命の輝きというもの
がほとばしっているのを強く感じ、そこに惹きつけられたそうです。
そして若くして両親を亡くしながら幼い兄弟達を育て上げた友人が
両親を亡くしたり、虐待を受けたりしている子供達のために
学校を建てたいという思いに共感して、その運営に協力をして
20年以上その地に住んでいるということでした。
スライド写真の中の子供達は本当に澄み切ったきれいな目をして楽しそうに
していました。とてもそんな悲惨な境遇の子達とは思えないほどです。
そしてほとんど収入もないスラムの大人たちが学校を建てるために
持っている少ない金額を寄付できることが嬉しいと差し出してくれて
いるとのことです。
何か本当に大切なものがそんな悲惨なスラムに残されている
ことに感慨深いものがありました。